夏バテ脱出

「暑さ寒さも彼岸まで」と言われますが、急に涼しくなり、本当にびっくりしています。

 猛暑で夏バテ気味でしたが、これで脱出できました。仁平さんの展示会の葉書は、いつもより張り切って大型にして気合充分と言うところです。

 夏バテを脱出できた大きな原因は、感動する出来事が続いたせいもあります。大リーグで活躍するイチローさんの10年連続200本安打。「勝たんといかんばい」を合言葉に、オーナー、選手、ファンの一致団結のすごさを間近で感じさせていただいたソフトバンクホークスのリーグ優勝。力をもらった気がします。

 天高く馬肥ゆる秋。「案納イモ」も届き、これは天ぷらにして頂きました。甘いナシや柿も楽しみです。猛暑だったからこそ、見事な実りが期待できます。猛暑に苦しんだ人間は、猛暑を享受して育った作物を心から喜んで頂きたいものです。

 お正月の駅伝を走る選手の皆さんは、それはそれは大変な夏だったことだと思います。でもそれを乗り越えてこそ、例年にない走りを本番で見せていただけると信じています。

 秋本番の今、猛暑で頂いたパワーを、思う存分発揮して前に進みましょう。

2010年9月28日

思い出の品々—すり鉢

擂り鉢
擂り鉢

 台所の道具が好きです。

 この擂り鉢は、私が一人暮らしを始めた時に購入し、以来ずっと使い続けてきたものです。昭和30年のことですから、半世紀以上いっしょに暮らしてきました。

 家族が増えて、大きな擂り鉢も買いましたが、一人暮らしの今は必要なく、置き場所もないので処分してしまいました。色々な道具を買っては処分する中で、今手元に残っている道具の中では最長記録となります。とても丈夫で、本当に役に立ってくれています。

 四畳半一間の一人暮らし。廊下の片隅にあった共同台所で料理していた頃のことを知っている道具です。新婚さんのご飯を炊いてあげていると慌てて起きて来られてびっくりしたこと。実家で過ごしていた頃は、何度も起こされなければ目を覚まさなかったのが、一人暮らしになった途端、目覚ましなしで起きられるようになったことなど、さまざまなことが走馬灯のように思い出されます。

2010年9月23日

 

敬老の日

 今年は後期高齢者に仲間入りして初の敬老の日と言うことで、町内会より御祝金とお菓子をいただきました。

 ふだん年齢のことはあまり感じていないのですが、お祝い金を眺めながらよくもまあこれまで無事に生きてきたものと感心しているところです。

 もう一度同じ人生を送ることはしたくない。あれこれ、取りとめも無く努力はしてきたと思うけれど報われないことのほうが多かったと思います。

 でも、努力は無駄ではなかった。そのことを日々実感しています。110歳の方がおっしゃっていましたが、私も今が一番幸せです。来年の敬老の日まで老いを忘れて仕事に励みます。

2010年9月22日

ふうせんかずら

「ふうせんかずら」
「ふうせんかずら」

 9月20日に西日本新聞に掲載予定の日賀野さんの絵は「ふうせんかずら」です。

 ふうせんかずらは好きで、直方の西山さんから種を送ってもらい、ベランダで育つのを楽しみにしていました。

 朝顔と同じように芽が出て、いいところまで成長したのですが、風船がなるところまではいかず、またもや失敗。

 この絵のようなふうせんかずらをベランダで見ることは出来ませんでした。残念なことです。プランターの土のせいかもしれません。来年は土の手入れからやり直したいと思います。

 思いがけず、「ふうせんかずら」の原画が届き、早速展示することにしました。

2010年9月13日

八月の鯨

 八月になつたら大好きな映画、『八月の鯨』のことを書くつもりにしていましたのに、九月になってしまいました。

 この映画は、小さな島の小さな家で静かに暮らす80過ぎの姉妹を、昔のボーイフレンドが訪ねてくるというお話です。

 映画の圧巻はボーイフレンドを迎える日の姉妹の様子。普段は質素な暮らしをしている二人が、部屋の片隅に置かれた棚から取り出す品の一つ一つがどれも上質なものばかりなのです。洋服の上にまとったレースのストール。お化粧に使うパフ。そのどれもが上品で格調の高いものばかり。銀の燭台は、貴族のものではないかと思われるような優美さです。

 昔の華やかだった頃の生活ぶりがうかがわれます。

 只、それだけのことなのですが80を過ぎたときの過ごし方を教えられた映画だと思っています。

2010年9月11日

 

折り返し点

 マラソンの季節到来です。マラソンのコースには折り返し点があります。

 そこで改めて気合を入れて次の出発が始まります。見ていてほっとするのと、後半も頑張ってとエールを送るのが折り返し点です。

 九月は店も折り返しの月。二月まで前半と違う展示で楽しんでいただこうと思っています。魂の入ったものこそが宝物になるといわれますので、そのことを心がけて品揃えしていきます。

 好きなお宝に出会って、身近に置き普段の生活を潤いのあるものにしていただきたいと思っています。

 猛暑の後、台風と厳しい日々が続きます.秋冷の日が一日も早く来ますように祈りつつ。

2010年9月8日

 

切磋琢磨

 朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」。 

 主人公役の向井君の人となりがなんとも良く、ファンになったこともあり毎朝楽しみに見ています。 朝のドラマは本当に久しぶりです。内容の良し悪しでなく細切れで見るのが、苦手のせいなのですが、今回はハマッテいます。なんともいえない夫婦愛、家族愛。ほとんど読まないマンガの世界ことを沢山教えてもらえます。

  特に水木さんのご苦労がひしひしと伝わってきて、先に光がさすことが分かっていても。身につまされることばかりです。

  ガリガリとペンを走らせる音を聞きながら、切磋琢磨といいう言葉が浮かんできました。

2010年9月3日

8月の終わりに

 猛暑続きの日々。夏ごもりを終え、気合を入れて展示するも来客はなしに等しい。

 確かに、この暑さの中、近々必要でないものを並べているのだからそれも仕方ありません。それにしても、西日本新聞の挿絵に掲載された日賀野さんの原画、この力作が見ていただけないのは残念至極。そこで9月中は展示を続けさせて頂くことにしました。

 テレビでは沢山の人が立派なカバンを手に海外旅行に出かけ、国内の道路は渋帯、新幹線も満員とか。一体、誰が不景気なのかと思ってしまう。テレビでは景気が良さそうなのに、新聞を見るとやはり不景気とか。

 どちらが本当の姿か分かりませんが、私はといえば、そんな世界とはちょっと距離を置かせていただいて、古代日本の旅を楽しんでいます。猛暑で外出できず、来客なしの御蔭で、古代史の謎にせまる本を何冊も読ませていただきました。

2010年8月31日

かたちの会

「かたちの会」より会誌が届きました。

 家電、建物、ファションなどは日本中で同じスタイルになっているのに、器の好みは関東と九州とではずい分違うのだと思いました。かたちの会は東京の町田市にあります。囲炉裏と竈、蕎麦とうどん。食の好みが違えば、器の好みも異なって当然のことかもしれません。

 いま心配なことは安いものに色が無いこと。無機質の美も否定はしませんが、そんな器が全国津々浦々にはびこることで、個性の無い薄っぺらな日本人が育っているのではないでしょうか。

 でも会誌を見て、安心しました。かたちの会のメンバーなら、個性のあるセンスのいい人間が育つための土地の文化を下支えすることがきっと出来ることでしょう。

2010年8月28日

西日本新聞

 毎朝6時前に届く新聞を楽しみにしています。

 24日から聞き書きシリーズの新シリーズが始まりましたが、今回の書き手は20年来のファンである編集委員の山形紀子さん。このところ山形さんの記事を目にする機会がなくて寂しい思いをしていたところだったので、新聞を開く楽しみがまた一つ増えました。

 88歳の大野二三四(ふみよ)さんの「倫と輝く」の第2回の見出しは「世にはばかり88年」。久しぶりに目にした「はばかる」という言葉、どきっとしました。今は戦後すぐの頃と同じように大変な時代です。当時は女と靴下が強くなったと言われていたものです。大野さんの人生が男性女性を問わず、元気の出る応援歌になると信じています。

 山形さんは勘の鋭い方です。第1回、2回ともにあふれる思いが行間から伝わってきます。取材にも力が入っているようです。

 山形さん、たくさん取材して、88年の人生を伝えてください。

2010年8月27日

 

朝顔

 ベランダの朝顔がやっと三輪咲きました。根つきが悪く、細い細い茎。先日の台風でもう駄目だろうと思っていましたので、本当に嬉しい遅咲きの朝顔でした。

 今日は8月23日。8月は終戦記念の日があることから、テレビでは特集番組が目白押しです。嫌なことは思い出したくないと目を逸らしていることが多いのですが、今日のこの日のことだけは忘れることは出来ません。

 当時住んでいた満州で、生まれ育った家を20分以内に立ち退けとの命令を受け、長い長い苦労の日々が始まったのが、今から60年以上も前のこの日でした。

 ベランダの朝顔の茎のように細い足を大地につけて、今日まで懸命に生きてきました。ここまで来れたのも、沢山の人の支えの御蔭だと思っています。それぞれの方にお返しは出来ませんが、残りの人生を元気に生きて、少しでも人様のお役に立てればと思っています。

2010年8月24日

高峰秀子さん

 以前、この店主日記の中で、邦画で一番好きな作品は、林芙美子さん原作の『浮雲』と前に書きました。(「ナニカアル?」2010年4月2日)

 『浮雲』に主演された高峰秀子さんは85歳を過ぎた今も、凛と美しくご健在です。

 高峰さんは寡黙な方で、その偉大な業績や過去の出来事について、ご自身で語られることはほとんどありません。そんな大女優の姿を教えてくれるのが、『高峰秀子の流儀』(斉藤明美著 新潮社)です。

 真似できることなど何一つないのですが、日本にこんな生き方をされてきた女性が存在していることを知っただけでも嬉しくなります。

 最近人気の大河ドラマの主人公や、歴史小説に登場する男たちより、よっぽど偉大な生き方をされてきたのだと、心の底から思います。この素晴らしさ、凄さは、活字でしか伝わりません。

 高峰さんご自身も「あとがき」の中で、著者の斉藤明美さんに「ありがとう」のお礼の言葉を寄せられています。

 私からも斉藤さんに、心からのお礼を申し上げます。ほかの誰にも書けない作品です。一人でも多くの方に読んでいただきたいと思います。

2010年8月21日

 

残暑お見舞い申しあげます

 工芸たきぐちは、夏ごもりを切り上げ今日より仕事始めです。

 

 夏ごもり中は、予定通りの「観て」(ドラマ風の国36話)、「読んで」(十字軍物語、葬られた王朝、湖底の城、芥川・直木賞受賞作〉完遂させていただきました。これで思い残すことなく年末まで仕事漬けの日々を過ごすことができます。

 この店主日記でも紹介した「染め屋 仁平幸春(にへいゆきはる)」さんのブログで、「かたちの会」のことを知りました。同会の「憲章」が、私の思いとぴったり一致。早速入会の手続きをさせていただきました。近く会誌も送られてくるそうです。いろいろと新しいことを学ばせていただけそうで期待しています。


「かたちの会」憲章

1.現実の経済主義的な考え方に即さない。

2.長く使って愉しめるものが富を形成する。

3.感性が磨かれていくようなものとの出会い、触れ合いがある。

4.工芸は「ここちよく暮らす」ための美的な基盤を提供する。

5.「プロのわざ」を尊重し、育成・継承する環境をつくる。

 

「かたちの会」ホームページ

 

2010年8月19日

 

夏ごもり

 連日の猛暑に一歩も外を歩く気になれません。「冬ごもり」は聞きますが、「夏ごもり」という言葉は聞かないなとぼんやり思っていましたら、ありました。サンデー毎日の8月8日号に「私の夏ごもり」として有名人10人のそれぞれの夏ごもりが紹介されていました。

 この暑さが続いてこその言葉だと思います。

 暑さが続くと思考力が落ちるのが良くわかります。この暑さで、来客がないのが分かっていても、お店ですから休むわけにもいかず、冷房のきいたバスに飛び乗って往復。

 パンが上手に焼けて喜んでいるくらいしか書くこともなく、明日からしばらく「夏ごもり」とさせていただきます。

 暑さ厳しき折、ご自愛の程お祈りします。

2010年7月30日

 

夏休み

 「たきぐち」の休みは8月に入ってからですが、街には夏休みに入った中高生の姿が見られるようになりました。

 今日もバス停で思い思いのオシャレをした三人組に会いました。聞けば中学生とのことですが、そのファッションセンスには驚くばかり。

 近くのコンビニの前には、部活の帰りらしい男子生徒。ただ集まっておしゃべりを楽しんでいるようです。学校と勉強から解放され、ほんの少しの時間を楽しんでいるようです。来年受験の人たちは町に出ることも無く、ひたすら勉強でしょうか。

 平和な日本。誰からも邪魔されることもないので、若者らしい一日、一日を過ごして欲しいと、横を通りながら無言のエールを送っています。 

2010年7月24日

 

瑠璃光寺

 ずい分以前のことですが、山口県で小さな展示会をした折のこと。展示会を終えて萩に廻る途中、何の予備知識も無く立ち寄ったのが「瑠璃光寺」でした。そのたたずまいの美しさに感動した思い出があります。近くに毛利家の墓所もある名所とはつゆ知らず、目の前の五重塔にただただビックリ。

 「海の日」のあった二連休。海には行けず家で読書を楽しみました。

「見残しの塔 周防国五重の塔縁起」(久木綾子著 新宿書房)

 作者の20年がかりの小説を堪能しました。最近、これ程丁寧に取材された本はまれなことです。

 主人公は宮崎の椎葉から山口へ、もう一人の主人公の女性は若狭から山口へ。あの時見た、瑠璃光寺の五重塔を思い出しながら、長い長い旅の話を二日がかりで楽しみました。(主人公は塔を建てた番匠の一人)

2010年7月19日

こぬか雨 (子糠雨)

 降っているのか、いないのか判らない、優しい小ぬか雨がアジサイを濡らす景色が大好きなのに、最近の雨は、なんとも風情のないドシャ降りばかり。お陰で河川も氾濫。俳句の季語から小ぬか雨が消えてしまいそうな感じです。

 福岡の街は山笠が終わり、これから夏本番。ダムの水も満杯で、今年は水不足の心配はなさそう。稲が伸び棚田を渡る風がここち良くなるはずです。台風の到来が少ないことを祈るばかり。

 ビル7階の部屋で、見えない日本の景色を思い浮かべながら過ごしています。 

2010年7月15日

参議院選挙

「ねじれないで欲しい」と切に願っていましたのに、民主党の大敗でねじれ国会が始まることに。本当に残念です。

 消費税の問題や政権担当能力に対する失望が大きな原因と言われていますが、せっかち過ぎると思います。今までの自民党政権では無かった新しい試みが始まったばかりでした。もう少し育てるという気持ちが欲しいところです。

 これから民主党は反省すべきは反省して、力強く思うことを推進されることを願っています。野党は勝ったことにおごらず敵に塩を送るつもりで話合いに応じ、立派な法案の通過に力を貸して、日本の国がこれ以上沈まないようにして欲しいと願っています。 

2010年7月13日

 

クーラー

 毎日暑い日が続いていますが、クーラーのお蔭で、暑さ知らずの日々を過ごしています。湿度の多い日本で、何よりありがたい機械だと思います。

 昔、家電の三種の神器と呼ばれた冷蔵庫やテレビよりも早く、我が家にはクーラーが届きました。その時の嬉しかったこと思い出します。まだ日本製が少ない時代で、アメリカのウエスチングハウス製。2Kの狭い公団住宅で、隣近所のご迷惑とも思える大音響を轟かせながら思いきり冷やしてくれました。

 何も整っていない時に何故クーラーが早々に来たかと言えば、子供のあせも(死語かも)。今どき、あせもで苦しむ子供はいないと思いますが、当時はあせもに悩まされたものです。行水やシッカロール(天花粉)で暑い夏を過ごしていたものです。

 文明の進歩の恩恵をありがたく享受しつつ、昔を懐かしく思い出しています。 

2010年7月9日

パンを焼く

 待望のパン焼器がやっと届きました。

 待ちくたびれて、少し熱が冷めてきていたのですが、早速使ってみました。初めてなのに、出来は上々、美味しいパンが焼きあがりました。いまどきの家電製品の質の高さに改めて感心。思っていた以上に美味しく、もうこれでパンを買いに行かなくてもよくなります。材量はすべて宅配で間に合うものばかりというのも助かります。

 その日はお店が休みの日だったので、もう一度練習をと思い、2回目の準備を始めたのは良かったのですが、急な用事ができて中途半端なままで外出。こちらは失敗作。帰宅後に電子レンジで蒸しパンにして食べました。成功と失敗を一日で味わうことになりました。

 このパン焼き器は、お餅もピザも出来るので当分楽しみな日が送れそうです。

2010年7月5日

 

夏祭り

 夏祭りの季節に入り、博多山笠は今日からです。

 祭りは、神様を喜ばせてお出まし願い、厄をはらっていただくのだそうです。夏は特に色々なことが起こり易い季節で疫病退散が主なる願い。

 京都の葵祭り,神田明神の祭りなどなど、全国にはどのくらい夏祭りがあるのでしょうか。

 今年も後半戦に入ります。後半第一の今日、風水開運法によるとラッキースポットは居酒屋とのこと。今日は居酒屋で食事することにしました。この歳で飲み友達があるとは幸せなことです。

2010年7月2日

御破算で願いましては−

 ソロバンで次の計算に移る時「御破算で願いましては」と言っていたことを、1年の折り返しの月を迎える今、思い出します。ソロバンを、ぱぱっ(チャチャ?)と振って、改めて計算を始める時の気分の良さ。それが足し算なら最高です。

 「ご破算」とは、過去の諸々を一度「白紙に戻す」ということです。良くも悪くも、リセットする、ということです。リセットで自殺を選ぶ若者がいると聞きますが、それは「間違い」。「ご破算」とは、過去の栄光や失敗を、すべて白紙にして再スタートを切る、その仕切り直しです。

 「御破算で願いましては」−その先に、新しい出会いがあります。

 皆様に、そして私自身へのエールです。

2010年6月30日

 

開店祝い

 長いお付き合いのお客様の開店祝いに行ってきました。

 そのお客様は四国出身の方で、移転で新規開店したお店は、さぬきうどんのお店。腰の強い本格的なさぬきうどんを久々にいただきました。乾麺では、半田のそうめんを取り寄せていただいてますが、生めんにはなかなか出会いません。

 何より嬉しかったのは二人の息子さんがきびきびと手伝っていらっしゃることでした。異業種の立派な仕事を辞めて家業を継ぐのはなかなか出来ないことです。これから長く本格的な讃岐うどんが食べられることと思います。場所はJR九州地下鉄九大学研都市の近く。

 帰りの地下鉄で真面目に読書してる九大生に出会い、日本の将来を担う若者がここにもいると心温まる時間を過ごしました。 

2010年6月26日

 

サッカー その2

 デンマーク戦。リアルタイムで観ました。午前2時30分から5時30分まで。 沢山の応援が遠いアフリカまで届いたのでしょうか、3対1で勝ちました。日本中を覆っている暗雲が飛び散り、青空が見えた感じがします。

 日本代表の試合を見て思いました。今回の結果は、参議院選挙にも大いに影響があると思います。ねじれている場合ではないでしょう、小さな国なのですから、一致団結しかありません。何事も、打って出て勝たねば成らないのに、海外に出て仕事をするのは嫌という若い人が多いと聞きます。

 今大会、活躍している選手は外国に自分から行って、切さ琢磨している方が多い。大いに見習って欲しいと思います。今、自分が若くないのが残念です。

2010年6月25日

 

サッカー

 世界中がワールドカップで大騒ぎのようです。出場することがいかに大変なことかも知りませんでした。8年前も4年前も記憶にありません。

 テレビで観戦することも無かったのですが、今回ばかりは私の目にも嫌と言うほど飛び込んできました。勝ったからなのですね。

 世界中のプロ選手のすごさ。解説の方が言われるように、「プロだから勝たないと話にならない」。負けて話題にしてもらえない悔しさを乗り越えて強くなるのだそうです。それにしても見れば見るほど攻めも守りも見事。

 応援の人々の熱狂のすさまじさ。一度も大声上げて応援した経験がないので感心するばかりです。第2戦のオランダには負けてしまいましたが、次の勝ちをテレビの前で静かに応援します。(でも、第3戦のデンマーク戦は午前3時過ぎに始まるのですね)

2010年6月20日

梅雨本番

 本格的な雨の季節になりました。今日も大雨の予報です。少し降ってきました。

 梅雨はうっとうしいとか、お店が暇とか、マイナスの要素も多々ありますが、福岡に住んで大渇水を経験した者としては、この時季、大雨と聞くと安心してうれしくなります。

 福岡市は近くに高い山が無いのに、ビルは林立。水不足になりがちな土地です。雨乞いの神事もしてないのに雨が降るとは何と有難いことか。ビルの7階に住んで水害の心配がないのでこんなことが言えるのかもしれません。でも水害は人智で防ぐことができますが、渇水ばかりは、人力ではどうにもなりません。

 瑞穂の国、田植えの水が不足しませんよう祈ります。

2010年6月18日

 

電光石火

 染め屋 仁平さんに、雑誌で出会ってからまだ一カ月も経ちません。それにも関わらず、送って頂いた最初の作品は、すでにお客様の手に渡り、その上、10月には展示会を開催して頂くことも決定しました。

 東京で幅広く製作活動を行われ、個展も多数。テレビで作品が使われることもある方です。

 福岡の小さなお店で、お会いしたことも無いのに。出会ってから展示会決定までの、電光石火の対応の見事さ。久々に若き日の滝口さんに出会った時の感覚を思い出しました。私の思いの強さが伝わったのでしょうか。心弾む出来事です。

 長年お付き合いのあった染め更紗の村田さんが引退されたばかりで,天の配剤なのかもしれません。

2010年6月17日

やきもの歳時記

 やきものに季節を感じるというのは日本人独特の感覚でしようか。

 美術工芸の本来の使命は、美を身近に誰でも手の届くところにあるものを目指すことだと思います。

 夏には涼しげな染付けを中心に、ガラスや錫と組み合わせることでより一層、涼しい夏が演出されます。世界中でも最も日常の器使いが贅沢といわれる日本。その中で育った人々がいろんな分野でクリエイターとして活躍されているのも事実です。

 やきものは、本来生活の道具であり、ガラス越しに鑑賞するのでなく、日常的に愛用するのが一番です。

 雨の多くなるこれからの日々、お買い上げのやきものを眺めて、楽しくお過ごしいただきたいと思います。 

2010年6月14日

 

パートナー〈良き相棒〉

 今の次代、専業主婦とか奥様とかは似合わない。

 この仕事を始めた40年前は專業主婦が大部分でしたが、今回の菅新総理夫人を見て、パートナーの時代になったと思い知らされた。

 大仕事に取り組む時、良きパートナーは秘書ではなく奥様です。

 たきぐちで出会う方々は、良きパートナーとして、前に出しゃばることなく、後ろに引きこもるでもなく、淡々と家政全般の役目を果たしていらっしゃいます。

 最近仕事に就かず家庭に入りたいと思って居る若い女性が増えたそうですが、ただ漫然と家にでなく、立派なパートナーを目指して、日々研鑽して欲しいと思います。少なくとも料理位はプロ級に、、、 

2010年6月13日

 

済州島

 朝鮮半島の南に位置するこの島は、私の思い出の島。いつの日か一度訪ねてみたいと思っています。

 今から60年以上も前。昭和21年のちょうど今頃の季節。私は満州からの引き揚げ船に乗っていました。目の前にぽっかり浮かんだ、緑に覆われた美しい島が見えた時には、心底感動したことを思い出します。ついに日本に辿り着いたと大喜びしたものです。

 ところが、それは日本ではなく済州島 でした。安心して心の糸が切れたのか、それとも日本でなかったことへの落胆か、それまで必死に頑張ってこられた方たちが、次から次にバタバタと亡くなられるという悲しい出来事もありました。

 それでも夜になると、電灯を点けたイカ釣り漁船が私たちの船に近づいてきては「お帰り」と声を掛けてくださり、船上でエールの交換までしました。日本は、すぐ近くでした。

 毎年6月に入り、新緑の美しい季節になると心に浮かぶ思い出です。そういえば、この店主日記の第1回目も引き上げの話でした。こつこつ、続けてきたこの日記も、もう少しで丸1年を迎えます。でも、それは一つの通過点。目標はまだまだ先です。

2010年6月9日

 

八十八夜

 夏も近づく八十八夜。本当は5月2日が八十八夜ですが、今年は1ヶ月ほど遅れているような感じです。毎年、八女星野のお茶を1年分送って頂いているのですが、今年は一昨日届きました。別の所でお願いしている蜂蜜も、やはり1ヶ月遅れるとのこと。

 以前、店主日記に書かせて頂いた、風船かずらの芽が出なかった話を読んで、種を送ってくださる方があり、早々に蒔いたのですが、その芽が出てきました。先に失敗したのはやはり寒さのせいだったようです。

 都心のマンション暮らしでも、自然の力を感じています。ようやく、本格的な夏が到来しそうな気配です。暑い日には、クーラーを効かせ、新茶を用意してお客さまのご来店をお待ちしています。

2010年6月7日

丸善

 呉服町から天神センタービル地下、そして福ビル。もう何十年もお世話になっている丸善が福岡から無くなることになりました。

 丸善は本だけでなく万年筆、ボールペン、インクなどの文房具ばかりでなく、カレンダー、紳士服、カバンなどでもお世話になりました。今ではどこでも手に入るようになりましたが、その昔「バーバリー」といえば丸善と決まっていたものです。

 丸善で買い求める商品は、ブックカバーなどでもひと目で「丸善」と判るほど格調高いものでした。何が原因だったのか私には想像がつきません。ひょっとしたら九大が前原市に移転したせいなのでしょうか? 本当に寂しいことです。

 長いお付き合いで、いつも電話で注文して届けていただいてましたので最後の注文をさせていただきました。

2010年6月4日

煙草のケムリ

 6月6日まで禁煙週間だそうです。

 私は食事中以外はたばこの煙は気になりません。むしろ煙草を取り巻く色々は好きです。今も売られているのかどうか知りませんが両切りピースの缶を開けたときの匂いが懐かしく思い出されます。

 大昔、試験勉強で徹夜していたとき、煙草の煙をぼんやり眺めていたことがあります。二十歳前のことで吸うことは出来ませんが、火を点けた煙草を灰皿に置き、スタンドの前に立ち昇る煙を眺めるのが好きでした。歌人の与謝野晶子さんは煙をくゆらせながら文章の構想を練ったりして忙中閑の時を過ごして居たそうです。

 ぼうっとしている時のタバコも悪くないと思うのですが、最近は世を挙げて禁煙。煙草好きな人は身の置き場所がなさそうで、少し可哀そうにも思えます。 

2010年6月2日

さわやかな、風

空に踊る人
空に踊る人

 6月に入り、やっと天気が落ち着き、さわやかな風が吹いてきました。

 東京の仁平幸春さんの作品を今回の展示会で初展示します。先日、店主日記に書かせていただいた作品は、想像していた以上に素晴らしいものでした。本当は展示会期間中に展示する予定だったのですが、準備期間中に来店されたお客様が、どうしても翌日のお客様に間に合わせたいとお買い上げになられました。幻となったその作品は、今の季節にぴったりの画題「雨」でした。

 急遽、仁平さんにお願いして新しい作品を送っていただきました。今度の作品は「空に踊る人」。手漉きのネパール紙に墨と天然染料とろうけつで染めた作品です。まるで6月のさわやかな風に乗って東京から飛んできたような気がします。

 展示作品にもマッチして、店全体が心地良い雰囲気になっています。 

2010年6月1日

展示会、始まります

「たきぐち」では、年に4回、季節に合わせてご案内の葉書を出しています。普段との違いは企画展の取扱い作家の新作を中心に並べることです。

 貸しギャラリーではないので常設の作品も並んでいます。同じものでも、置き場所や組み合わせで随分、変わって見えるものです。

 どこのお宅でも、そうそう新しいものを買う訳でないので、今ある物の組み合わせのヒントになればと展示にも力が入ります。狭い店ですが企画展示の準備には3時間ほどかけています。

 いつもの店がどんな風に変わっているのか、それを見に来ていただけるだけでも幸せです。

 いよいよ滝口和男さんの新作展の開始です。 

2010年5月30日

スイッチ ON

 31日から始まる滝口さんの新作が届きました。いつもは、お店大好き人間なので仕事に重心を置いた日々なのですが、5月は仕事を忘れてしまったような日々を過ごしました。この辺でスイッチを切り替えます。

 それと新しい出会いもありました。古美術には色々と教えられることが多く、古美術・工芸の月刊誌『目の眼』(里文出版)を時々読んでいるのですが、先日何気なく読み返していた平成8年9月号で、「染め屋 仁平幸春(にへいゆきはる)」さんの記事に目が止まりました。

 作品とインタビュー記事を読み、仕事に対する思いが大いに気に入って、インターネットで仁平さんのサイトを拝見しました。東京在住の方でお会いできませんが、作品を一枚(和紙染め)お願いしました。展示会の期間中、壁面に飾らせていただきます。

 仁平さんのブログにあったバーニャ・カウダという野菜料理に使うソースの作り方の紹介に、味覚の鋭い方なんだと感心。味覚の鋭い方が好きです。


仁平幸春さんのブログはこちら

2010年5月28日

ぬけがら

 韓国のテレビドラマ「朱蒙(チュモン)の建国」全80話、完読ならぬ完視聴(なんというのでしょう)しました。中国の漢王朝に支配された遼東地域からから逃れてきた古朝鮮王朝の韓民族を扶余王国が吸収して、中国の漢王朝と対立する時代の壮大なお話ですが、韓流ドラマの真骨頂を楽しませていただきました。

 正直、今は虚脱状態です。展示会まであとわずか。それまでに、しっかり充電しなくてはと思っています。 

 それにしても、どうしてこんなに韓流ドラマに熱中できるのかと、少し考えてみました。 ストーリーはもちろん、俳優さんの演技や衣装、それに風景も素晴らしい。余計な効果音や音楽も最小限度に抑えられているおかげで、物語が静かに流れ、何時間でも心地良く見続けられます。そして何より、韓流ドラマには今の日本の小説やドラマでは味わうことがなくなってしまった「せつなさ」があるのです。

 自分の気持ちでさえ携帯メールのハートマークで伝え合い、待ち合わせ場所に立ち尽くすこともない今の時代ですが、長い人生の中では、「せつなさ」を味わう体験も人の心を強くする大切な経験だと思うのです。

 その昔(大昔)、日本では「君の名は」という人気ラジオドラマがありました。これも携帯電話があれば成立しないお話でした。

2010年5月24日

カクテル

 ビールが大好きなことは以前にも書きましたが、カクテルも好きです。

 Barの壁一面に並ぶ色とりどりのボトルとキラキラと輝くグラスを眺めながら、好みのカクテルを作ってもらうのは、家でビールを飲むのとはずい分違った経験です。 北方謙三さんの小説が好きで随分読みました。訳ありのマスターがピカピカに磨いたグラスで供するソルティドッグ。ワイルドターキー、フォワローゼズなど、お酒の名前を教えていただきました。

 日常から離れた異空間に遊ぶ至福の時。今、一番のお気に入りは、ウォッカベースのモスコミュールです。

2010年5月20日

栄養士

B4サイズの集計用紙1枚に2週間分の朝昼夜の食事を記録し始めて、もうかれこれ6年ほどになります。

 最初はダイエットが目的で、毎日何を食べたかを把握しようと思い立ったのが始まり。これがバランスの取れた食事をするために役に立っているようです。

 今のように外食が手軽に出来ない時代、毎日の食事はすべて手作りが当たり前でした。結婚後のことを考えて、日本女子大の通信教育で栄養士の資格を取るための勉教をしました。それが今、老後の一人暮らしになってようやく役に立つているところです。

 記録した表を眺めながら、栄養士になったつもりで食品の購入、献立を考えています。残念ながら、ダイエットの効果はあまり無いのですが。

2010年5月17日

ドラマ

 連休中は家事に忙しく、ビデオをちゃんと見る時間がありませんでした。

 今日はお店の定休日。やっとドラマを見ました。まずは昼食と夕食の準備を済ませてテレビの前に座ります。韓国のドラマは一度見始めたら途中で止められなくなります。とうとう、朝の11時から夜の11時30分まで見続けました。

 古代朝鮮の物語ですが、本当によく出来ています。本も長編が好きですが、こちらはどこへでも持ち歩けます。しかし、ビデオはテレビが必要。次にテレビの前に座るまでお預けなのがちょっと辛いですね。紀元前100年頃からの歴史で、見終わりは2世紀から3世紀。日本でいえば大和朝廷の頃です。日本の歴史とのつながりを思いながら楽しみました。

 このドラマ、全部で80話もあります。寝不足で仕事に差し支えない日を選んで見ることにします。それにしても長い物語に驚きです 。

2010年5月13日

ベランダ

 3月にベランダの花壇に風船かずらの種をまいたのですが、待てど暮らせど芽が出てきません。例年にない寒さのせいかと思いながら待っていましたが、いくらなんでも遅すぎます。

 恐る恐る土を掘り返してみたら何もありません。全滅。昨年の日記「夏野菜」(2009年7月6日)に書いたキュウリに続き、2年連続で失敗。原因は、今年もやっぱり分かりません。

 気を取り直して園芸店より宅配で朝顔とペチュニアの苗を届けてもらいました。翌朝、見てみると勢いよく育っているようです。

 人間でも植物でも、何かを育てるのは本当に難しいものです。困難があるからこそ、その後の喜びもひとしお。しばらくは、朝顔の成長と開花を楽しみに日々を楽しみにたいと思っています。 

2009年5月12日

生きる

 ホームページを始めて、そろそろ一年。

 昔から本を読むのは好きでしたが、書くのは正直なところ苦手です。お店でお預かりする作品を一人でも多くの方に知っていただきたいとの一心から続けています。

 でも、今読み返して少し分かったことがあります。それは、75年生きてきた証がここにあるということです.一生懸命に生きてきたようでもあり、ボンヤリ過ごしてきたようでもあります。ちゃんと出来ていると思い込んで、大きな顔をして過ごしていた日々。ひょっとして自分だけが間違いに気付かず、すました顔でここまで来たのかと思うと、我ながら、ちょっと呆れてしまいます。

 しかしまあ、今更言っても始まりませんね。これからも後ろを振り返らない主義を貫いて、一日一日を精一杯生きてみるとしましょう。

2010年5月11日

五月晴〈さつきばれ〉

 やっと新緑のまぶしい季節の到来。5月は一年で一番過ごしやすい月です。

 

 31日から滝口和男さんの新作展を開催します。滝口さんは昨年末に大津から京都に転居され、それに伴なう工房の移転などもあってしばらく新作が来ていませんでしたが、やっと落ち着かれて今回の新作展示会の運びとなりました。

 毎回、どんな作品が届くのか楽しみなのですが、案内状の写真撮影のため、その一部が先日送られてきました。

「名作は現れたときから、古典の姿をしている」と言われますが、滝口さんの作品はまさにそれ。使い込んだ後、後世に残るものと信じています。残りは25日過ぎに到着の予定。今から楽しみです。

2010年5月8日

 

大型連休その1 パソコン

5月の連休といえば、ここ数年は韓流ドラマをまとめてみて過ごしていましたが、今年はパソコンの復習をしました。

 パソコンをやろうと思い立って早二年、ホームページを開設して一年になりますが、沢山詰まっている機能をもう少し使いこなせるようにと、家に持ち帰って練習しました。パソコン教室で使っていたテキストは書き込みがびっしり。ずい分苦労したようです。

 早速、入門編から反復してみると、どれもスイスイと出来るようになっていたことにビックリ。車の運転と同じで、毎日少しづつパソコンに向かっていたのが功を奏したようです。

2010年5月7日

大型連休その2 クリーニング

 今年の連休は晴天に恵まれ、三月、四月の天候不順の日々を取り戻せたようです。 この連休中には、クリーニングにも取り組みました、洗うのは機械でもアイロンかけはそうも行かず、三日間少しずつ洗っては、アイロンの繰り返し。久しぶりに家事の大変さを思い知らされました。

 いつもなら休み中の本を用意しているはずですが、今年は読みたい本もなく、家事に集中。おかげで家中スッキリしました。 後顧の憂い無く、仕事に戻れます。家のクリーニグもしました。

2010年5月7日

パン焼き器

 本来ならこの連休、自家製のパン作りに取り組む予定でした。

 今の時代、必要なものはほとんど宅配で手に入ります。私のように出歩くのが苦手な人間にとっては本当にありがたいことです。ところが美味しいパンだけは別。知り合いの方にお願いするか、老体にむち打って買いに出かけるしかありません。

 先日お客様とそんな話をしていたら、今は昔ほど難しくなく、美味しいパンが自分でも焼けるということを教えていただきました。早速、パン焼き器を注文。ところがこのパン焼き器、注文が殺到しているそうで、発送予定日が2回も延期になってしまいました。連休に間に合わないどころか、5月中も難しいとのことです。

 今の時代、製造が間に合わないほど売れる商品があるとは嬉しいニュースですね。早々に届いたパン切りナイフを眺めながら、自作パンを切る日を楽しみに待っています。

2010年5月6日

桂浜

 以前、徳島の大歩危(おおぼけ)、小歩危(こぼけ)を観光したあと、桂浜に行ったことがあります。坂本竜馬の銅像が当たりを睥睨するように立っていました.

 海岸は広く、弓形に伸びた砂浜には人の姿がありません。この好天気にと不思議に思い、近くの店の方にお聞きしたところ、目前に広がる海は太平洋の続きでうねりが大きく海水浴はできない浜とのことでした。

 坂本竜馬を代表とする高知の人たちが海の広がる向こうを想像して大志を抱いたのがわかる気がします。スケールが日本的ではないのですね。

 私にとって高知は宮尾さんの作品を通してとても馴染み深い土地です。NHKの大河ドラマ「龍馬伝」最近は、桂浜もずいぶんと賑わっているそうです。他人事ながらちょっと嬉しくなります。

 今日はその時に買った珊瑚のブローチを付けてお店に出てみました。

2010年5月1日

 

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